2024年7月27日、パリオリンピックの柔道男子60キロ級準々決勝で、永山竜樹選手はスペインのフランシスコ・ガリゴス選手と対戦しました。
この試合で永山選手は「片手締め」による一本負けと判定されましたが、この判定に対して大きな議論が巻き起こりました。
そこで今回は、対戦で審判を務めた「エリザベス・ゴンザレス」のプロフィールや経歴について解説します。
エリザベス・ゴンザレスのwikiプロフィール
名前:Elizabeth González Orozco (エリザベス・ゴンザレス・オロスコ)
生年月日:1987年4月21日
年齢:37歳
国籍:メキシコ
職業:国際柔道連盟(IJF)の審判員
エリザベス・ゴンザレスの経歴
以下は海外のサイトで確認できた審判としての経歴です。審判としての経験をしっかりと積んできた人物だということがわかると思います。
オリンピックの審判を任されるくらいだから当然ですが、なぜ今回のような誤審をしてしまったのか不思議ですね。
・グランプリ・ドゥシャンベ(2023年6月4日)
・世界選手権・ドーハ(2023年5月13日)
・グランドスラム・パリ(2023年2月5日)
・グランプリ・ポルトガル(2023年1月29日)
・IJFワールドマスターズ・エルサレム(2022年12月22日)
・グランドスラム・アブダビ(2022年10月23日)
・世界ジュニア選手権・グアヤキル(2022年8月13日)
・グランプリ・ザグレブ(2022年7月17日)
・グランドスラム・ウランバートル(2022年6月26日)
・グランドスラム・トビリシ(2022年6月5日)
・グランプリ・ポルトガル(2022年1月30日)
・グランドスラム・アブダビ(2021年11月28日)
・グランドスラム・バクー(2021年11月6日)
出典:JudoInside
誤審の経緯
試合の残り時間が1分ほどのところで、永山選手はガリゴス選手の締め技を受けていました。
この時、主審から「待て」の合図が出されましたが、ガリゴス選手は絞め技を数秒間継続しました。
その結果、永山選手は失神し、一本負けの判定が下されました。
誤審判定に対する反応
- 永山選手は判定に納得がいかず、ガリゴス選手との握手を拒否し、畳に残って抗議を続けました。
- 試合後も監督やコーチが10分以上抗議を続けましたが、判定は覆りませんでした。
- SNSやメディアでは「待てがかかっているのに絞め技を続けた」「世紀の大誤審だ」といった批判が多数寄せられました。
相手選手は審判の「待て」の後も締め技を継続しています。命に関わる非常に危険な行為です。
通常、「待て」が掛かった後に技の判定が下されることはありません。この点が非常に不可解と言われています。
その後の続報によれば、待ては間違いだったと認めたようです。以下は引用。
審判団が認めたのは「待て」が間違いだった、ことだという。鈴木監督は「そこは認めて『審判は試合を継続するべきだった』と。審判の『待て』は、選手にとって(守る側は)神の声の場合もあれば(攻める側には)悪魔の声の場合もある。永山選手は、しっかり両足を絡めて力を入れて、下へ下へ、相手を引き離そうとしていました。そこは映像に残っているので、そこまでは落ちていないことも確認できるんです」と強調した。
出典:yahooニュース
待てがなければ一本は有効というロジックなんでしょうか。ヘラヘラしながら『落ちたよね?』で押し通そうとする、話が通じない相手のようです。
結果とその後
永山選手は準々決勝で敗退しましたが、敗者復活戦で銅メダルを獲得しました。
この試合の判定は多くの議論を呼び、柔道の審判制度や判定基準に対する再評価を求める声が高まっています。